純情彼氏

「そうだね…。まぁ他の学校違ってこの学校は三年で旅行に行くしね」

今さらこんなのでクヨクヨしてられない

そう思っていたのに

「……ぁ…」

クラスのドアに手をかける圭を見て決意は揺らぐ

あたしが一年間過ごすクラス、3-5で間違いない
そして名前が書いてあった通り圭も同じ3-5

「…よろしく」

あたしの姿に気づいた圭は逡巡した後短くそう言ってクラスに入っていった


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