純情彼氏


「七海、この後予定有る?」

委員会が終わって片づけをしていた時だった
圭が鞄を片手にこちらを見ていた


「特には…どうかした?」

「買い物付き合ってほしいんだけど」

えっと…どうしよう
申し出的には行きたい位なんだけど
というか断る理由がないしなぁ…

「買い物だけなら」

了承の意を伝えると嬉しそうにほほえんだ
あっ耳と尻尾が見える…
はちきれんばかりに尻尾をパタパタ振ってる様子が見えた

あたしの幻だけど

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