純情彼氏
バッサリと切り捨てられ
少ししょぼくれながらも

プリントを進めていく


「うーん……」

「それはここに当てはめれば」

「あっ、そっかっ」



カリカリとシャーペンを走らせる音だけが教室に響く。

「……ほれ、後一枚」

ひらりと渡された小さなプリント。

「終わったら…帰れる?」

「そーだな」

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