私とアイツはバカップルではありません!!
8章:今更かよ、ですか。
「やぁ、華灯」
そうしてやって来た月曜日。
私は出来るだけ家に帰りたくなくて華灯の元を訪れた。
ここなら面会時間が許すまでずっと居れる。
「あれ?晶は?
珍しく1人?」
そう言えば別れたことコイツには言ってなかった。
「うん、まぁね」
「もしかして別れたとか?」
「…………」
「だから俺にしとけって言ったのにー…」
「…………」
「おーい、紗奈さーん。
さすがにつっこんでくれないと痛いんですけど!?俺が!」
「…………バカ」
「手厳しいご評価ありがとうございます!!」
――やっぱりここへ来て良かった。