私とアイツはバカップルではありません!!
――やはりこのタイミングで、言うべきだろうか。
何故、私がお泊まりなんて提案したのかを。
でも一体何を?
ずっとエンドレスで巡るこの思考。
全く終わりが見えない。
よし。とりあえずは軽く状況説明だけでもしておくか。
「あのさ、守…」
私が呼んだその時だった。
「お風呂、沸いたわ。
どっちが先に入る?」
悦子さんがナイスなタイミングで部屋へ入ってきた。
「紗奈、どうする?」
「私、最後で良いよ」
「じゃ、私から入るかな。
次紗奈入りなね?
基本ウチ等男チームは後回しだから」
私はコクリと頷いた。
それを見て紗奈は部屋から出て行った。