私とアイツはバカップルではありません!!
「…鈴木はひねくれ者じゃねーよ」
いやいや、ひねくれ者じゃなかったら、こんな事起きないから。
「都合の良いこと言わないで」
ったく…私の脳はなんてお気楽なんだ。
「…………………ん?」
待てよ。
さっきからちょいちょい声が聞こえる気がする。
空耳だろうか?
「空耳じゃないから。そしてアナタの背後には愛しの君が」
あぁ…ダメだ。
かなり重症みたいだ。
だって別の声まで聞こえてきた。
「鈴木紗奈さん、そろそろ振り向いても良いんじゃないか?」
諦めて振り向くとそこには
ムスッとした笹原晶と彼のお仲間、赤髪&茶髪が居た。