私とアイツはバカップルではありません!!
その夜。
私は大樹君と定例会議を行っていた。
「さぁ、今日は私がお話聞く番だね」
「単刀直入だな」
まぁね。
意気込んでますから。
「それより今日、姉貴と何かあった?」
本当に鋭い子だ。
「ううん。
大したことないから。
心配しなくても大丈夫だよ」
「ふーん…」
この何考えてるか分からない表情、苦手だ。
「そ、それより、話って?」
「あー…この前、俺が話した曲作った友人が居るって言っただろ?
実は…ソイツのことなんだけどさ…」
そう前置きして大樹君は話し始めた。