私とアイツはバカップルではありません!!


「おい、ここ座れよ」


「二度とその手には乗らない」




昼休みまでに早弁をして暇を持て余した私は、笹原晶にブラブラと裏庭のベンチに連れて来られた。


そして奴は先ほどみたくたった一言。座れ、なんて言うから座ったら膝枕に落ち着いたのだ。


そしてあまりにも気持ちよさそうにしているから起こすことが出来ず今に至る。




「さっきはしてくれただろ?」


「無理だ」



「おーい、あのさ…」




話を遮られたのはそんなやり取りを何度かした時だった。




「「あ?/ん?」」




お互い一斉に振り向く。




「俺ら丸無視?
つか、せっかく来たのに。」




今はそれどころじゃないんだよ。
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