私とアイツはバカップルではありません!!
「ハァ―…
お前ら、何しに来たんだよ?」
漸く私達の無意味な攻防に終止符が打たれた。
「よくぞ聞いてくれました!
実はさ、晶の彼女に会いに来たんだ」
「見んで良い。帰れ」
「いやいやいやいや!
絶対お隣にいらっしゃる女の子が彼女だよね!?ですよね!?」
赤髪にブレスレットを付けた男子は騒がしかった。まるで病院の…いや止めとこう。
そしてもう1人の茶髪男子はやれやれと言った感じで静観していた。
それにしても赤、金、茶…か…
次は銀、とかかな?
1人ぼんやりと考えていると茶髪が声を掛けてきた。
「あの2人、うるさいから俺と一緒にどこかへ行かない?」
確かに。一理ある。