私とアイツはバカップルではありません!!
「…分かりました。
それでは笹原晶…晶君に早く元気になってねとお伝え下さい。
失礼しましました」
私はぺこりと頭を下げた。
相手に見えても見えなくても関係ない。
『また今度来てね。待ってるわ。』
そう、言ってくれた。
暫く私は頭を下げたまま動けなかった。
「家、か…」
よくよく考えると凄いことをしてしまった。
家っておい。
生半可な気持ちの奴が家っておい。
それはマズい。
あっちは良くてもこっちはマズい。
だってそれじゃあまるで本当に相思相愛な――…NO−NO−
ダメだNGだ。使えない使えない。
使っちゃ、ダメだ…
本当に、ダメ。
私はそんなキャラではないのだから。
あぁ…頭混乱してきた。
今日は早めに寝よう…