私とアイツはバカップルではありません!!
2章:皆様公認、ですか。


そして現在。


そんなこんなで付き合い始めた私達。




「………アンタ、本気?」




ラブラブしたまま(具体的には手をつないだまま。実際には離してもらうタイミングを言い逃した。)教室に入ると友人の守にそんな一言を浴びせられた。




「……笹原も本気?」




「「……………」」




お互い閉口する私達。

そりゃあね。お互いの気持ちフワフワしたままでのお付き合いですから。そんな直球的な質問に答えられるハズがない。



しかし、沈黙を破ったのはまさかの笹原だった。




「ん」





……答えるのかよ。


本当、笹原晶は分からない。
< 7 / 265 >

この作品をシェア

pagetop