私とアイツはバカップルではありません!!
2章:皆様公認、ですか。
そして現在。
そんなこんなで付き合い始めた私達。
「………アンタ、本気?」
ラブラブしたまま(具体的には手をつないだまま。実際には離してもらうタイミングを言い逃した。)教室に入ると友人の守にそんな一言を浴びせられた。
「……笹原も本気?」
「「……………」」
お互い閉口する私達。
そりゃあね。お互いの気持ちフワフワしたままでのお付き合いですから。そんな直球的な質問に答えられるハズがない。
しかし、沈黙を破ったのはまさかの笹原だった。
「ん」
……答えるのかよ。
本当、笹原晶は分からない。