私とアイツはバカップルではありません!!
「……鈴木は俺と会話するのが嫌か?」
嫌?
嫌というか…
「私はなんか笹原晶と居ると気遣わなくていいから、楽かな…
話さなくてもこうしてほのぼの〜ってしてるのが好き。
それってとっても素敵なことだと思わない?」
無理に話題を作って話すことよりも。
そう、コレが今の私の本音だったりする。
膝枕は恥ずかしいから嫌だけど…それさえなければ笹原晶が私の隣で昼寝して。
私は気ままに空を眺めたり読書をしたり。
…そんな穏やかな時間がずっと続けば良いなと実は思ってたりする。
秘密だけど。
「…………そうか?そんなものなのか?」
「そうだよ。そんなものだよ」
気楽が一番。
そして何より
「くつろぎの時間が一番私の輝ける時間だからね」
あと食べる時。
「……本当、お前と居ると調子狂う…」
この時初めて笹原晶の優しい笑顔を見た気がした。
…なんだか得した気分だ。