私とアイツはバカップルではありません!!
「でも恭君、会いに来なくても今日、恭君家行くつもりだったんだけどね」
「そうなのか!?
あちゃー俺意味ねー」
「まぁ、お話出来て楽しかったから良しとしようじゃないか」
うんうん。
「そう言えば姉ちゃんの名前何て言うんだ?」
あ、そう言えば自己紹介まだだった。
でもなぁ…
名前知らないから姉ちゃんって呼んでくれてるんだよな…ということは名前を教えると…嫌だ。
「恭君、あのさ。
名前教えたら私のこと変わらず“姉ちゃん”って呼んでくれるの?」
「…呼ばれたいの?」
コクコクと頷く私。
「え〜っ…どうしよっかな?」
くそう。
「……お前ら、本当に仲良いな…」