私だけのヒツジ(執事)
一方、弥生が≪脳内で≫キャアキャア言ってる間に、如月は一つの答えを導いていた。

[史也 side]


そうだ! 
池袋だ。


ガラガラとキャリーバッグを引っ張って『なんとかロード』を歩き回ってるヤツらだ。
そいつらの纏ってる雰囲気。

んー、『なんとかロード』・・・。
なんだっけ? 


そうだ!

『乙女ロード』だ。


その通りをウロウロと徘徊し、
“お帰りなさいませ、お嬢様”がキメ台詞の執事喫茶で紅茶を飲んで・・・。


コイツ、絶対それだ!
きっと、そうに違いない!!

< 17 / 74 >

この作品をシェア

pagetop