私だけのヒツジ(執事)
「ふっふ、ふー」

変な呼吸法やってんじゃねぇ!
お前は妊婦か!?

「ふ、史也さんっ、いつの間に!!」

「12分と少し位前から?
何かスゲー集中してたよな?」

「す、すみませ―――ん<(_ _)>
私って、考え事すると猫まっしぐらなもんで!!
全然周りが見えないから、兄たちにいつも叱られてるんです・・・」


シュンとする姿も小動物みたいで・・・。
可愛・・・


 可 愛 い ?Σ( ̄□ ̄lll)


どーした、俺!?
何か、変なモン食ったっけ?


固まったままの俺を見ながら、困ったような、泣きそうな顔をするから・・・

なんか俺が苛めてるみたいじゃねーか!!(慌)


「ま、いいんじゃねーの?集中力って大事だし・・・」


俺の慰めにおっきな目を見開くちんちくりん。

こら、ウルウルするんじゃねー!

言っとくけど勝手に俺を崇(あが)めるなよ?
惚れたらシバくからな、ん?

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