私だけのヒツジ(執事)
多分、私と同年代の女性。

可愛いけれど気さくな感じで・・・親しみやすい雰囲気。

「杉田 弥生さんですよね?
私、本田 由奈っていいます。はじめまして」

「あ、はい、はじめまして。えっと・・・?」

困惑気味の私に気付いたのか、その人はニッコリ笑って話し始めた。

「もうすぐ小山内ミコトさんと結婚する者です。
如月さんには随分お世話になってて・・・。妹さんの瑠璃ちゃんから頼まれました」

「えっと・・・?」

話がよく見えないんですけど??

「ヒツジ・・・じゃない、如月さんの事が好きなんでしょう?」

うわっ、いきなり直球で来たよ、この人。

「ミコトさんを説得するには、彼に直訴するよりも私に話した方が早いって(笑)
大役を仰せつかわりました」


瑠璃ったら―――っ!!


「外堀から埋めて行けばいいのよ♪
一緒に頑張りましょ?」

「はぁ・・・」

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