私だけのヒツジ(執事)
「タイプじゃないの?」

「タイプとか、そういうのは関係ないんです。

俺は余計な物は抱えたくない。
いつでも身軽でいたい。
ただ、それだけです」


「それは・・・何の為に?」

今度はミコト様が訊いてきた。


「俺はミコト様、ひいては小山内家の為に一生を捧げたいんです。
それ以外に必要な物なんて俺には・・・」

「そんなもん、要らん。
お前に一生を捧げられても、こっちは迷惑」

えっ、言い切った!?(°□°;)

あんまりだ・・・。
あんまりですよぉ、ミコト様~~。
ここは、嘘でも受け止めましょうよ~~(大泣)

< 58 / 74 >

この作品をシェア

pagetop