お姫様は王子様を演じてる
戦場へいざ行かん!!
寝ている私の体を掴んでユサユサと揺らす人がいる…
何だよー、まだ眠いよ…
寝かせてくださいよ。
「起きてー真琴。
朝だよ、起きてー起きてー起きてー」
耳元で聞こえる『起きて』の連呼。
ああ…悠斗か…
実はもう起きてます。
だってうるさい。
私を避けていた悠斗に起きろと言われても、素直に瞼を開ける気にはならなかった。
寝たふりを決め込む私の耳に音程の不安定な歌が入ってくる。
「朝がくればーーテュモロいいことがあるーーテュモローテュモローテュモローテュモローあいらびゅあーー…」
えっ!?
まさかの耳元で歌攻撃?
しかも選曲アニーかよ……明日、明日、英語でいい過ぎだから。
ああー、耳障り過ぎる…
「……ちょっ、悠斗!!
うるさい!!耳元で歌わないでっ」
飛び起きた私を見てニヤリと悠斗は笑う。
嵌められた……
そう気づいた時には、私は体をズルズルと引きずられて部屋からひきずりだされていた。
何だよー、まだ眠いよ…
寝かせてくださいよ。
「起きてー真琴。
朝だよ、起きてー起きてー起きてー」
耳元で聞こえる『起きて』の連呼。
ああ…悠斗か…
実はもう起きてます。
だってうるさい。
私を避けていた悠斗に起きろと言われても、素直に瞼を開ける気にはならなかった。
寝たふりを決め込む私の耳に音程の不安定な歌が入ってくる。
「朝がくればーーテュモロいいことがあるーーテュモローテュモローテュモローテュモローあいらびゅあーー…」
えっ!?
まさかの耳元で歌攻撃?
しかも選曲アニーかよ……明日、明日、英語でいい過ぎだから。
ああー、耳障り過ぎる…
「……ちょっ、悠斗!!
うるさい!!耳元で歌わないでっ」
飛び起きた私を見てニヤリと悠斗は笑う。
嵌められた……
そう気づいた時には、私は体をズルズルと引きずられて部屋からひきずりだされていた。