いつも一緒に
気づけば時計は22時を回っていた。


やる事もなく久々にテレビゲームをしていただけだ。


テレビゲームってのは怖い怖い・・・


時間をこうも忘れる事が出来るのだからな・・・


「ふあぁぁぁ・・・」


口を全開までして大きな欠伸が出た。


もう眠いのだろうか?それともただ疲れてるだけなのだろうか。


どちらか不明だけど眠いのは確実だ。


明日も早いしそろそろおやすみもいいかもしれない。


ここんとこ春休みだから、と調子こいて夜遅くまで遊んでたからな。


そろそろ体調管理をしっかりしなければならないな。


入学して早々風邪で休むなんてさすがに恥ずかしいだろう?


「セーブする?」


なんでこのゲームはセーブする度にこう人が出てきて俺に問うのだろうか。


しかもセーブし終わったらよくわからない知識を長々と言いやがる。


まぁその知識を教えられてる主人公の反応がまた面白いのだが・・・


「涼、もう寝たら?あんた明日も学校でしょ?」


「わかってる、すぐ終わるよ」


セーブが終わったら即効でゲーム機の電源を落として自室に戻った。


ベットに寝っころがって目を閉じれば漆黒の世界・・・


また隣の席の女性が思い浮かぶ・・・


くっそ・・・ うまく寝付けない・・・


なんでだよ・・・
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