いつも一緒に
地下鉄を一本だけ乗って、駅を降りて見慣れない地を歩いていた。
姉貴は嬉しそうに歩いているが、俺はその二歩ほど後ろで
「最悪最悪最悪・・・」
朝っぱらからこんな嫌な言葉を連呼していた。
誰でも体験したことのある事だろ思う。
メロンパンを食べ終わる瞬間に姉貴に背を押されて家から出てきた。
そのおかげで口の中の水分はほぼゼロ・・・
喋りづらいし、なんだか気持悪い・・・
おのれメロンパン・・・、初めてお前を恨むぞ・・・
「涼だけよ、こんなにソワソワしてるの」
周りを見渡せば、同じ制服姿の人がザワザワと学校に入って行く姿が見られる。
いやぁ・・・ソワソワしている理由は別に入学式だから、って訳じゃなくてこの口の中が嫌だからなんだ・・・
「本当は緊張してるでしょ?」
姉貴が僕の肩を叩きながら言った。
いや、だから違っ。
まぁでも少しは緊張してるさ・・・
周りは知らない人ばかり・・・、この中からどれぐらい友達が出来るのか・・・
「そんなに緊張しなくても大丈夫だって♪ 気楽に気楽に」
無理だっつーの・・・
こんな状況で普通に出来る人間がいるならば是非紹介してもらいたい。
朝はご飯にしとけばよかったな・・・
姉貴は嬉しそうに歩いているが、俺はその二歩ほど後ろで
「最悪最悪最悪・・・」
朝っぱらからこんな嫌な言葉を連呼していた。
誰でも体験したことのある事だろ思う。
メロンパンを食べ終わる瞬間に姉貴に背を押されて家から出てきた。
そのおかげで口の中の水分はほぼゼロ・・・
喋りづらいし、なんだか気持悪い・・・
おのれメロンパン・・・、初めてお前を恨むぞ・・・
「涼だけよ、こんなにソワソワしてるの」
周りを見渡せば、同じ制服姿の人がザワザワと学校に入って行く姿が見られる。
いやぁ・・・ソワソワしている理由は別に入学式だから、って訳じゃなくてこの口の中が嫌だからなんだ・・・
「本当は緊張してるでしょ?」
姉貴が僕の肩を叩きながら言った。
いや、だから違っ。
まぁでも少しは緊張してるさ・・・
周りは知らない人ばかり・・・、この中からどれぐらい友達が出来るのか・・・
「そんなに緊張しなくても大丈夫だって♪ 気楽に気楽に」
無理だっつーの・・・
こんな状況で普通に出来る人間がいるならば是非紹介してもらいたい。
朝はご飯にしとけばよかったな・・・