いつも一緒に
第一章～出会い～
「おーい、プリント」


「あ、ごめん」


そして二番目に会話したのは前の席の加藤。


彼の手からプリントを貰って自分の分を取って後ろにまわした。


「えっと、言わなくてもわかると思うが新入生代表やってた加藤彰っていうんだ、よろしくな」


予想外に、彼から声をかけてくれた。


この人近くで見るとますますカッコいいな・・・


こういう人が一番モテるんだろうなぁ･･･


なんというか、こう優しい＋カッコイイみたいな。


「俺は神崎涼、よろしく」


お互いに自己紹介をして、何故かお互いに笑った。


こうスムーズに自己紹介が出来るなんて思ってもなかったしな。


「友達１号ってわけだ神崎」


「涼でいいって。 俺も彰って呼ばせてくれた方が親近感が出るだろ？」


「そうだな、じゃあ涼」


「おう、彰」


こうして、短い間に一人目の友達が出来た。


あんまり想像していた感じと違ったな・・・


もうちょっとヤンキーっ感じかと思ったけど、全然いいやつだった。


やっぽり世の中見た目じゃなくて中身だな中身。
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