大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?




3時間にも、4時間にも


匹敵するように感じた


たった15分の催眠術は


成功という形で終わった…。


俺の事なんか忘れてもええ。


…けど、桜の事まで


忘れてしまった愛梨を見ると、

少し前まで桜の為に


毎日病院に通いつめ、


泣き崩れてた愛梨が俺の


まぶたの裏に浮かんで…


ほんまに、あの2人の大事な


記憶を愛梨から取ってしまう


事が最優先やったんか?と


その当時は自分が憎く感じた…






「ま、俺の心境なんか


どうでもいいし。


…そっからは知っとるやろ?」

「うん…」


真宮は少し震えている。


そりゃそうだ。


だって、真宮(華奈)と桜は


いとこだからってのも


あるけど大の仲良しで、


桜はいつも2人で人気モデル


になると意気込んでた…。


その夢が、俺のせいで


消えたんや。


…あんなに行きたい所ばっか


連れ回して、それでもある意味

桜は小6まで生きてんから、


家の中なり大人しく遊んどけば

、もっともっと生きれた。


と俺は思う。


「これで話は終わりだ。


だから…俺の事を殴るなり


なんなりしてくれたらいい。


お前の気が済むまで、


俺が出来ることなら


何でもするから…。」


「そ、そんな話、いきなり


言われたって…整理つかんわ!

…まさか、あん時の男の子が


東藤やったとかっっ…。」


真宮は困惑を隠しきれない


様子だ。


…うん。これが俺が


した事の報いや。


桜、ほんまごめん…。


真宮も…、謝って許せるもんや

ないから口には出さんけど、


ごめんな。


真宮は何がなんだか


よく分からない様子で


手を振りかぶった。


「そんなん…桜返してやぁ!!」

ピタッ!


「え?」


殴らんのか?


「…なーんて、あんた


バカちゃん??


なに、プレイボーイのくせに


律儀にそんなん言ってん?笑」

はぁ!?


「バカって俺は真剣に…。


お前だって、内心俺が憎い


やろーが!強がんなよ!!!


桜を殺したんは…俺なんやで?」


「強がってんは、あんた


やっちゅーねん(笑)


何で自分責めん??


どう考えても小6まで桜が


生きれたんは東藤、


あんたのおかげやん。」

















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