大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?
…うわっ。
「あんた泣き虫やな」
「う゛っせーよ」
あーもう、泣くんも久々。
勘弁してくれよな全く、
かっこわりぃったら…。
うん、やけど…
心が清々しいわ。
…なぁ、桜?
「どーでもいいけど、
あんた早く泣き止んでよ」
ん?
「少しは干渉に浸らせろって、
つーか、もう泣いてねーし」
泣いてるとか言うな、バカ//
クスクスと真宮が笑う。
「がっつり誤解されてんで?
華奈が泣かしたみたい
なってるし。
東藤からしたらヤバいんちゃん?」
「は?」
誤解??通行人にか?
「横見てみ(笑)」
横?
横は、オシャレな
ステンドガラス…。
ガラスを挟んで向こうには
植木があって…って、
「っ!?」
なんか愛梨おるし…。
しかも隠れとるつもりか??
超見えてんでお前。
まあ、俺気付かんかってんけど
「あいつ、いつからおったん?」
「ん~東藤が泣き始めた
ぐらいかな。華奈らが2人
でおった事に『え?』て
顔して、そっから観察して
はる♪(笑)」
「何やってんや、あいつは…」
はぁ。
「あ、手振ってみる?
あ い り ー」
と、口をゆっくり動かして
真宮は手を振っている。
ダッ!!
「「あ…。」」
行ってもうた。
しかも、泣いてなかったか
今…??
「あーあれは、華奈らが
付き合ってるみたいな誤解
の仕方かな??」
やろーな。
「……追いかけへんの?」
「何で??どーせ嫌われる
予定やし、誤解なら明日にでも
お前が解いたらいいやん?」
「………。」
ん?なんや、真宮が
止まったで??
俺、なんか変なこと言うたか?
「…そっか。なんか、
解決した気してたけど
実際はなんも解決してへんねや。」
と、真宮は呟く。
…どーゆうこと??
「な、ここまでぶっちゃけ
てんねん。まだ話し合える
やんな?」
話??
「いーけど?」