大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?




「うん…まぁ時間あるし、


雑談でもしよか。


華奈も、あんたと話したい事


あるしな。」


「…そうやな。あの頃の


話を出来る奴はほんま


限られてるからな。


えーよ、何でも聞いて」


桜への罪悪感が少し消えた今、

心が軽くなったようや。


うーわ、顔緩む。


俺キモいわ絶対…。


「は??何にやけてん?」


「べっつにぃ///」


あんな愛梨を見ても、


こうやってにやけたり


目の前のことに集中出来る。


…うん、大丈夫や。


「んーじゃ、えっとなぁ


華奈を初めて見たんは


あの最期の日やんな?」


最期の日……桜が亡くなった日。

勿論、桜のいとこ…


桜と仲が良かったて噂の


真宮(華奈)はそこにいた。


「あぁ、初対面なハズやのに


ピンときたわ。桜から


話は聞いとったしな」


ほんま、あん時はビビった。


「周りの大人たちが桜を


見守る中、お前だけが病室の


前でずっとダンスを踊って


たよな??俺、あれ見た瞬間


正直キレそうやったで?笑」


病室には一歩も踏み入れず、


永遠と踊ってたからな…。


それでも、お前らは仲が良い


て言えんのか!と。


真宮は、笑って答えた。


「あー。あの次の日はダンスの

オーディションやってさ、


桜と一緒に受ける予定やってん」


「へぇ…」


初めて聞いた。


「こっれが、華奈のが


全然下手でさぁ~。あん時も


次の日、桜と合格ることを


信じて必死に踊ってたわ」


次の日、桜がオーディションを

受けれると信じて…??


普通に考えたら無謀。


…でも、かっけぇ!


そこにこいつらの絆を感じるわ

「東藤、くさいこと


考えんなよ(笑)つーか、


何で華奈にキレんかったん?


キレそうやってんやろ??」


それは…


「文句言ったろうと思って


ドア開けたんよ。そんで


よく見たら、お前震えながら


踊ってるし。真剣やし


泣きそうやしで…話しかけ


られへんかってん。」


なんか分からんけど、


こいつも闘ってんやと


思ったんを覚えとるわ。


「えっ、恥ずかし。


震えてた??マジか///」


真宮は、顔を赤らめて


手で覆うが…そん時、


俺はめちゃめちゃ真宮が


かっこよく見えててん





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