大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?
「…そんで、華奈が愛梨と
知り合ったんもあんたが
原因やったなー」
「そやな」
そういえば、愛梨と真宮が
出会ったんはそん時か…。
「もう、ほんまビビったで
あれは。少なからず桜が
おらんなって悲しんでる時に
華奈に頼みごととか、桜の
お母さんが言うんやもん。
何事かと(笑)」
そりゃ、そーやろな?
まぁでも、俺はそこらの話は
知らへん。詳しく知りたいわ…
「んで?」
「…愛梨の話は桜から
聞いてたけど、まさかいきなり
そんな記憶喪失みたいな子と
友達になってくれとか
言われてもねー。」
真宮の紅茶がカランと
音をたてる。
でも、そうか…。
愛梨と桜と真宮、そんな
変な関係って思っとったけど
なるほどね、…おばさんが。
うん。確か、俺みてぇに
深く記憶に関わった奴と
一緒におってまうと
漫画やないけど…思い出し
かけたり、それで悩んだり、
頭痛が起きたりと
リスクが高くなるから
少しの間は愛梨に近づくな
って言われてんやった。
それに、同い年やし
いいんちゃうかって事で
真宮が駆り出されたんちゃう
かな?
新しい環境になると
思い出すことも無いやろうしな。
「まぁ、何だかんだ言って
あの子とは気が合ったから
良かったけど。」
て、言いながらまたも
紅茶と今度はホットケーキも
頼みながら真宮は口を尖らした
まぁ…真宮と愛梨は幼なじみか
と疑う程、仲が良いしな。
ほんま、真宮に妬くぐらい…。
うわ///
俺、なに思っとんねん!
妬く??バカかよ、俺は
もう愛梨を諦めてんやから。
…んなこと思うわけねぇ。
つか、思っちゃダメやろ?
愛梨の事は…諦めんねん。