大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?
ギュッ。
あれ⁇俺、なにしてんねや?
でも、今どうしようもなく愛梨を
抱きしめたくなって…
いや。やけど俺にはまだ…
バシンッ!
「いって!?」
なんか前もこうやって愛梨に
シバかれたよーな。いてて
「なななな、なにやってん!!」
いや、なにって…
「あんたは、桜がおんのにうちに
そんなことしたらあかんやろ⁈」
あ。こいつ記憶とまってんねや。
しまった、めんどくせぇ…。
※あ、でもちゃんと愛梨に
しばかれんでも自制出来たで?ニコッ
「そりゃ、そーやな。わりぃ」
ほんの、少しだけ。
真宮か俺ぐらいやないと
気付かんレベルやけど、
今、明らか少しこいつヘコんだし。
ヘコむぐらいやったら言わんかったら
いいのに。
はぁ。ほんま、律儀に育ってもーたな
俺ら。
ま、でもそりゃそうか。
桜は最期の最期まで、愛梨の名前を
一言も出さんかった。
愛梨は、それを知らんけど。
引け目を感じんのはしゃーない。
桜が亡くなるその瞬間まで、
俺は桜のもんやったからな。
で、引け目感じんのは愛梨だけやない。
俺もや。
やっぱ、桜が引っかかる。
俺の心の奥底には桜がおるんやから…
心の底から、全部を愛梨に
あげられへん。そんなん、
愛梨に失礼やし、俺もいやや。
「あの〜、沈黙中のお二人さん?」
「は?」
なんや、雄一か。
「あの〜大丈夫ならまぜて(^ ^)」
こいつビックリするぐらい空気
読まんな…。つか、真宮止めろよ!
どこいってん⁈
はぁ。
「あー、かくかくしかじか。
てことで、愛梨とは付き合えねー」
「へ?…え、愛梨チャンはそれで
ええん?」
愛梨はこくりと頷く。
「桜を裏切るなんかうちには出来ひん」
「かーっ、ちょっ何やお前は!瞬!
何個壁あんねん‼!お前はラスボスかっ」
「いや、お前そんな一部始終見てました
よオーラ出されても…」
「もう、2人共律儀すぎっ!
誰や!お前のことプレイボーイとか
言い出したやつどついたる!」
おいおい…汗
とりあえず落ち着け。