大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?
確かにそうや。
世の中、理不尽なことが多くて
それがどうしても諦められられへん
事のが多い。やけど、そういう事ほど
どうしても諦めなあかんかったりする。
みんなある程度そこで妥協しながら
生きてくんやけど、俺はいつの間にか
周りばっか気にして自分の気持ちを
押し殺すようになってた。
小6のあん時に戻りたい。
自分の事でいっぱいいっぱいで
周りにも迷惑かけてたけど、
あの頃は自分の気持ちに嘘つくことは
無かった。
今なんか、嘘で塗り固められた人間に
なっとる。こんな俺、大嫌いや。
でも、これが流れに流されて
自分で決めた道でもある。
…はぁ、なんやどーでもいいことは
主張激しいんやけどな。
ほんまに大事な事は、俺と俺の
大事な人が納得出来たら
周りにどんだけ反対されても、
それがどんなにおかしい事でも
いいんやな。世の中、理不尽な事
はいっぱいあるから。大事なとこは
もう自分に嘘つきたない。
これから…ちょっとずつでも
俺はそんな人間になれるかな……。
「瞬っっ!」
「わっ、ビビった」
「ボーッとしてんなよな、お前の
話やぞ?」
「…わりい」
めっちゃ自分の世界に
ひたってたわ。
さっきの話、もしまだ俺が間に合うん
やったら…愛梨を誰にも渡したない。
でも、それは嘘に嘘を重ねて来た
結果で、正直どうしようもないと思う。
でも、これこそどーしても
諦められへんくて諦めなあかんこと
やとも思う。桜、お前の事を思い出さん
かった日は一日としてないよ。
でも、分かるやろ?愛梨はずっと
我慢してきた。それこそ、小学生ん時
からずっと…。
独占欲強いお前のことやから、
お前が生きとって、答えを聞けたら
浮気やとか言うんかな?
お前に話したいことがたくさん
あるよ。
愛梨、愛梨のことはほんま好きや。
記憶無いんに、俺のことを好きに
なってくれた。内心めちゃめちゃ
嬉しかったんやで?ほんまにほんま。
でもやっぱり、お前も桜のことは
俺と同じぐらい想っとるもんな。
…理屈ちゃうよな。
分かるよ。
あーまた諦めんのか?
もう絶対無理か?こんな自問自答
意味ないて分かっとる。
でも、愛梨だけは…諦められへん。
あー俺ってばちょー理不尽。