大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?



瞬が帰ってきたのは


6限が終わった頃…


「ひでぇ目にあった…」


見た感じ疲れ切っている。


「何があってん!」


雄一は瞬に飛びつく。


「やめろ、暑苦しい」


「瞬、大丈夫?」


「停学とかならんかった?」


あれよ、あれよと


女子生徒が集まる。


わわわわ、すごい人気…


「あぁ、今ちょっと


そっとしといてくんないかな?

俺、疲れてんねん」


お。瞬にしてはちょっと


キツい言い方


「…ごめんな?」


…でも、なかったな。


過激派メロメロやし(笑)


「華奈はひかへんで?」


さ、流石。華奈…


堂々と瞬の前に立つ。


「俺も俺も」


「まぁ…お前らはいーよ」


えー、何それ。酷いー


瞬のこと考えなさいよぉ


とか、聞こえるけど


無視やね。皆さん…


「で、どうなったん?」


と、うちは尋ねる。


「…先生の、高校時代の


恋愛話。長々と聞かされた…」

あ、それはキツい(笑)


ギャハハハハと笑う雄一を


蹴って、瞬はストレス発散


してるよう…。


「一途やらなんやら。


女を養う甲斐性がいるだの、


もう、ウンザリ…」


「自業自得ね」


クスッと華奈は笑う。


「まぁそれだけで済んで


良かったやん??


意外と優しい先生やねんな」


「まぁな」


と、うちと瞬は喋った。


あ…『意外』と言えば


うちは気付いたことがある。


うちは、賢い=校則守る


=しっかりしてる=委員長


=堅い


なんていう図が、なんとなく


頭ん中にできててんやけど。


ちゃうんやな。


委員長っていうのは、


賢いはあるかも知れんけど…


話しかけにくかったら


あかんねんな。何でも相談


して貰える委員長に


なりたいし!!


だってやっぱり、完璧が


いいやん??


うち、人気者で話しかけ


やすい委員長になりたい!


まぁ、これを華奈に伝えたら


「そんなん当たり前やろ。


今気付いたん??」


とか、言われたんやけどね…。













< 73 / 156 >

この作品をシェア

pagetop