大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?
*華奈side
「いやぁ、もう俺さっきから
蚊帳の外なんやけどさぁ」
「あ、雄一」
ん?華奈の知らん男子と
愛梨が喋ってる。
雄一…?誰それ??
キョトンとしてる華奈に
愛梨が笑いかける
「も~、ほんまに華奈は
人の名前覚えへんね?
中島 雄一!ほら…」
「え、俺まだ華奈チャンに
覚えられてなかったん!?
ギガショックΣ(°□°;)」
「はぁ?」
なにこいつ、ウザ。
愛梨がチラッとそいつを
見て言葉を続ける
「…昨日、ウザいって
言ってたやん?思い出せん?」
「え、ウザがられてたん!?
俺…なにしたっけ??」
いや、もう十分ウザい。
「もぅ、雄一黙っててよ」
愛梨がそいつに言う
なんとなく、
…ムカッ
「覚えてへんし。
どーでもえーわ」
「えぇ!?華奈チャンひどっ」
うちはそいつを残して
愛梨を連れ去った。
あーもう休み時間終わるやん…
「華奈ぁ、雄一
可哀想やんー」
「…誰それ」
「もう~、意地っ張り!」
うっさいわ、愛梨のくせに。
それより…
「愛梨、華奈ちょっと
今から仕事行くわ」
「え、今日お休みや
なかったん?」
「うん、いきなり入った。
ごめんな。またメールする」
うちは、愛梨に手を振った。
さぁ急がんと!
愛梨の好きな東藤なら
まだしも、あんな
ちゃらんぽらんなアホそうな
やつ(雄一)に愛梨近づけ
させてたまるか。
……愛梨は無駄にモテる。
まぁ、華奈ほどや無いけどさ。
自覚せえへんほどの
天然やし。
でも、愛梨って…本人が
思てるより繊細やからさ。
うちが守ったらなあかんねん
…あー、東藤か。
噂じゃ、プレイボーイやけど
愛梨の話聞いてると。なぁ…
いい奴なんかな??
1回喋らなあかんわ…
……よし、着いた。
気合い入れてこ!
「おはようございまーす!!」