大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?
「あ、MIYA(ミヤ)!
ごめんねぇ。いきなり
呼び出して…」
「いえ。大丈夫です」
『MIYA』っていうのは
華奈の芸名(真宮のミヤね)で
この人はマネージャーさん。
「もう、MIYAったら
またほとんどノーメイク
じゃない。勿体無いわよ??」
あー、また言われた。
まぁ正直めんどくさい
だけなんやけど…
「だって、バレるやない
ですか~。学校はいいとして
そこらでファンに付き合って
る暇は無いんです!」
そうそ。しつこいねんな。
華奈の性格的に、
付きまとわれんのとか
嫌いやし。やっぱ幻滅とか
はさ、出来ればされたく
ないやん??
「まー、MIYAはノーメイク
でも可愛いからいいけど…」
「あ、それより!
今日はどうしたんですか?」
話題変えよ。
「え、あ。そうそう!
来月号の巻頭にMIYA特集
が5ページあったでしょう?
それを、増ページで
8ページにするってことで
撮影とインタビューを、ね」
へぇ。
「なるほど、なるほど。」
「もう~、MIYAそこは
喜ぶとこだよ!?」
え?
「めちゃ嬉しいですよ?
ありがとうございます。」
「いっつもその調子だよね?
嬉しがってるのは分かる
けどさ。MIYAの表情を崩す
まではいかないか…」
分かってるなら言わないで。
「何にガッカリしてんですか。
あ、お茶下さい」
急いだし、喉乾いたわ。
「…今、入れるよ。
あっ、これならMIYAの
表情を変えれるかなっ??」
んー?教科書読みながら
生返事をする。
「何かあったんですか?」
一応食いつくと
マネージャーさんは
嬉しそうに笑った。
「今日からメイクさんがね、
変わったのよ。どう?
驚いた?」
…驚いた?って。
「まぁ、少し悲しいけど。
あのメイクさん好きやったしなぁ…」
会話が少なくて
いい感じやってん。
「くっ!相変わらず澄まして
るわね。」
澄ましてたらあかんのかい!(笑)