大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?
ここで、『瞬!助けてっ』
とか叫ぶほどうちは
図々しくないで?
たかが最近兄姉になった
だけの分際やしね。
でも、そうやなぁ…
「覚悟しなよ、蘭潟さん!」
ボスが手を振りかざす。
あ゛ーワガママ言ったら
瞬、助けて欲しいかな~。苦笑
って!?もう、殴られるやん!
「…イヤッ!」
うちは目をつぶる
「愛梨ー?」
…その声は。
一瞬で過激派が青ざめる
「数学の宿題見せてやー♪」
は?…声のする方を見上げると
予想通り、螺旋階段には『瞬』の姿。
瞬時に過激派が手を下ろして
ズザザッと後ずさりする。
みんな顔が真っ青だ…
「あれ、なんか
お取り込み中やった?」
「いや…」
…えーと、瞬?
物語のヒーローとしては
完璧なタイミングなんやけど
そのセリフはないんちゃう?
カッコ悪すぎやろ!!
読者さんもガッカリやわ!
「ん。なにこれ、リンチ?」
しかも、言いにくいとこ
ズバッてきたぁ!!
「そんなっ!瞬くんっっ」←汗
ボス、テンパりすぎやろ(笑)
「なーんて♪
俺の可愛いお前らが
んなことする訳ねーよなっ」
え、え?なにこの展開!
「そりゃ、勿論っ///」
「喋ってただけに
決まってんじゃんー」
「瞬くんったら、怖ーいっ」
怖いのは、あんたらや。
すごい身替わりの早さやな、
忍者なれんちゃん??
↑違う意味でやけど(笑)
瞬がニコッと笑う。
「やんなっ♪
あービビった!!あ、
わりっ。ちょっと愛梨借りて
いー?」
「そんなの、全然っ//」
「勿論いいに決まってんじゃん//」
「ありがとっ!お前らの
そーいうとこ大好きっ」
っっっ!!?///////
なに今の超笑顔!
過激派もうちも心奪われてん
ですけど??ドキドキ//
タンタンタンと階段を下りて
瞬はうちの手をギュッと
掴んだ。
「んじゃ、恩に着るぜ♪」
グイと瞬に引っ張られる
うちは何が何だか。
え、これって助けて
くれてん…やんな??