大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?
中庭を足早に音を立てて
歩く瞬。
うちはグイグイと引っ張られて
歩いている。
え、なに。
なんか怒ってる??
「~~ッカ」
「え、なんて…」
「バカ!
ボケ!
タコ!
ハゲ!」
え゛っ!?☆☆☆
「な、何やねん!
つーかハゲてへんしっ」
ほんま、なんなん?
変やで、瞬。
すると、後ろをふり向いて
ガッツリ睨まれた。
…こ、怖い。
「………。」プイ←
え~!?無言??
機嫌悪すぎる…
バタン!!
瞬が勢い良く扉を開ける。
連れて来られた場所は…
『保健室』
「マリアっ」
キャッ、うるさぁい!
カーテンの向こうから
ヒョコっとマリア先生が
顔を出したかと思うと、
甘~い声が飛んできた。
「瞬~」
「ちょっとここ借りんで」
え、なにその勝手さ。
無しやろ、そんなん!
「ん~、瞬の為なら
いーよぉ♪」
いいんかいっ!//
「さんきゅ」
瞬の顔が怖すぎる…
「でも、瞬。
もう授業始ま…」
と、うちが口を開く。
…が、
「は?」←瞬
……怖い…怖い(ノ△T)
「なに、なに修羅場ぁ?」
マリア先生、ニヤニヤ。
「…マリア」
「了解~(`∇´ゞ
保健室は出張中にしとくから
終わったら、メールしてねー」
「あぁ」
……パタン。
き、気まずい…
瞬はそのままうちの手を
引いてベッドに2人で
座らせた。
「お前はさぁ」
怒ってる、怒ってる(泣)
「何やってんの!?」
「何って…過激派達に
呼ばれたから、着いて行った
ら囲まれて。逆恨みで
殴られそうになって…」
「だーかーらぁ!
なんで着いて行くねん!
なんとなく分かるやろ!」
「わっ、分かるけどさぁ…
もしかしたら違う用事かも
やし、クラス委員長やから
みんなの相談とかは聞いた
げな…」
「アホかお前!
どんだけ心配したと
思ってんねん!委員長とか
関係なくホイホイ着いてくなや!
なんかあってからや
遅いねんぞ!?」
心配…してくれてんや…
「怪我は!?
俺、ちゃんと間に合った?
何もされてない??」
…なんか、嬉しい//