[短]恋ココロ
私がどんなに願っても朝は必ずやって来る。
チチチ----
「ん。あれから一睡もできてないしー。憐のせいだよ。」
携帯を開いてみると新着メッセージはない。
あーあ。
やっぱり終わっちゃったのか。
いつだったか、決めていた私の自分との約束はいつから壊されていたんだろう。
私だけ見て欲しいとは言わない、
贅沢すぎるから。
でも、傷つくのはいやだ。
だから、優しく我慢して別れないようにする。
苛立ちによって壊されたんだろう。
机の上の写真たてを見ると憐の隣で私が笑っている。
でも、その笑顔はやっぱり無理していて...
いつか、本当にココロのそこから憐の隣でワラって入れる日が来ることを願っていたかわいらしい私。