しあわせうさぎのおはなし
そんなある日、お昼寝していたくーちゃんがいきなりうなされはじめました。
(どうしたんだろう?)
女の子の夢を覗くなんてとも思いましたが、今は緊急事態。くーちゃんごめんね、とぼくはくーちゃんの夢を覗いてみました。
(あ!)
くーちゃんは真っ白なシーツおばけに追いかけられていました。きっとお昼寝の前に読んだおばけの絵本のせいでしょう。ぼくは急いで夢の中に飛び込むと、くーちゃんのところへ走っていきました。
「くーちゃん!」
叫ぶと同時にぴこぴこハンマーを振り下ろすと、シーツおばけはしゅるしゅると音を立てて縮み、消えてしまいました。
不思議なことに、この事件の後からくーちゃんはどこへ行くにもぼくを一緒に連れて行ってくれるようになりました。それが小学校に上がるまで続きました。
(どうしたんだろう?)
女の子の夢を覗くなんてとも思いましたが、今は緊急事態。くーちゃんごめんね、とぼくはくーちゃんの夢を覗いてみました。
(あ!)
くーちゃんは真っ白なシーツおばけに追いかけられていました。きっとお昼寝の前に読んだおばけの絵本のせいでしょう。ぼくは急いで夢の中に飛び込むと、くーちゃんのところへ走っていきました。
「くーちゃん!」
叫ぶと同時にぴこぴこハンマーを振り下ろすと、シーツおばけはしゅるしゅると音を立てて縮み、消えてしまいました。
不思議なことに、この事件の後からくーちゃんはどこへ行くにもぼくを一緒に連れて行ってくれるようになりました。それが小学校に上がるまで続きました。