アンデロス星人
「どうした?」

 一方のクップは一応返事をしただけであった。

「どうやら故障したらしい!」

「ええっ! どうすんだよ。こんな宇宙で……」

 クップは眠気が一気に覚めた。

「そうだな……」

 トーノは腕を組んで考えこんだ。

 すると、円盤内でベルが鳴った。

「これは?」

 クップはトーノの顔をうかがった。

「近くに惑星を発見したな。この惑星に着陸するくらいなら大丈夫だ」
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