アンデロス星人
「九十九パーセントも駄目でも、残り一パーセントの可能性があるなら、ぶつからなくちゃ」

「一パーセントもない、ゼロパーセントだよ」

 クップは強引に森山の腕をつかみ、美加の前に連れて行く。

「離せ!」

 森山はクップの腕を振り払おうと抵抗した。

「森山大丈夫か。今、助けてやるぞ」

 そこに片平がクップに飛びかかった。

「わあ!」

 クップはかまえていなかったので、後に倒れた。

「片平君ありがとう……それと佐伯さん」
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