LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)


 「まだ続きがあるの…!」


 「そうなんだ…。
 …んで?
 その続きは?」


 グレープフルーツが到着し、店員さんから受け取ったのを引き換えに…軟骨の唐揚げを注文して千夏は再び話始めた。


 「部長も、専務も今…私に辞められたら困るって言ってたのよね…。

 しかも…まだ私の代わりも育ってないし…って代わりがいれば別だけど…ってさあ…!」


 「代理を見つければ辞められるって事?」


 「…ほんと…。
 軽く言ってくれるわよね(汗)」


 相変わらずの私のお話にならない答えに…カクンと肘を落とし落胆した千夏は呆れながら、力ない瞳を光らせて私を指差した。


 「この話を聞いて!
 あんたが‥あたしの代わりやってあげようって気分にはならないの?」


 思いがけない言葉に…私は呆然としていたけど…。


 「あたしで部長や専務がいいっていえばね!」


 この言葉に深い意味などある訳がない…。

 ただ問われたから答えただけだ…ということを千夏は悟り大きな溜め息をついた。

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