LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
「あんたに相談したのが間違いだったわね(汗)
あんたって昔からそーゆう奴よね。
…でもあんた周りからなんて言われてるか知ってるの?」
カクテルを飲み干した私に落胆した面持ちで千夏は厳しくいい放った。
「うん…。知ってるわよー!
ビジュアル就職ってやつでしょ?」
すみませーんと最後に付け加え更に同じカクテルを追加注文した私を見て…またもや大きなため息を漏らした。
「私の周りには…どうしてお気楽な奴ばかりなんだろう…(汗)
あんたみたいに…生きれたらこんなに悩む事なんてないのに…(汗)」
千夏の思ってもいなかった言葉に私も面食らった。
「そんな事ないよー!
私も千夏みたいに…仕事ができる女みたいになれたらって思う事あるよ…!
たまには…尊敬されたいもん!?」
「尊敬かあ…。
仕事ができるって尊敬されてるとかじゃなくて…都合がいいだけじゃないかしらって思う事が度々あるのよね…!」
「そんなもんなの?
千夏はさあ…一体何の為に真面目に仕事してるの?」
落胆した千夏を励まそうと何気に尋ねた。
「えっ………。」
突然…振られた質問に言葉をなくした千夏は…クシャッと髪を掻きあげうーんと唸り考え込む。
「なんで…?なんて聞かれた事ないし…考えた事もなかったわねー。
ただ…生活していくのに必要だからとか…いう理由は入ってるのかもしれないけど…。」
「千夏は…熱心だなあーといつも思う。
なんでも真面目にやるのは…当たり前だけど熱心に仕事ができる人なんてなかなかいないと思うのよね。」
「熱心……かあ。」
急に寂しい表情でふぅーと溜め息を漏らす。