LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
「はあ…。」
まだ…追いかけられたかもしれないけど…私には時間がなかった。
私は泣き腫らした目をこすり決心し…重たい体を引きずり部屋の奥へと進んだ。
留守電を知らせる明かりがチカチカと点滅を繰り返し知らせているのを見つけ…期待をかけながら電話機のボタンをpushした。
『―千夏です。
別れたって留守電入ってたけど…どーゆうこと?
これを‥聞いたらすぐに電話下さい!?
また‥かけます。―」
留守電から簡潔的なメッセージが流れてくる。
私は子機を手にとり…千夏の家のダイヤルを押した。
受話器から呼び出し音を聞きながら窓から彼の姿を探す…。
現在 イギリス時刻 20:30~イギリス ロンドン 千夏 live
『…もしもし成美?』
受話器の向こう側から千夏の声が聞こえてきた時…マンションの近くに置いてあった車のライトが点灯したのを見つけた。
現在 日本時刻05 :30~日本 成美 live
『…千夏…。
心配かけてごめんね…。』
現在 ~イギリス ロンドン 千夏 live
「一体何があったの?」
信号待ちで停車している右折のウィンカーが点灯しているのが見え窓越しに車を見送る。