LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
お腹の子供にも誓いをたてた私は、左手に携帯を持ち直し…右手で使い捨てカメラを構えた。
『うん…。そろそろ行くわ…。
宗大…愛してる…。』
私は…伝えられない言葉を電話越しに伝える。
やがて…部屋全体を明るく照らし東の空から太陽が私の背後に現れる…。
時計の秒針が刻々とラストの60秒を刻み音に合わせて私はシャッターを押す力を込める。
背中に当たる朝日が熱を帯び完全に私の体を支配した。
“カシャッ…。”
『‥6時10分‥』
カメラのフラッシュが近すぎて私は‥目の中に光が飛び込み私を目眩が襲う中‥10分のカウントダウンを告げた。
宗大の声が‥脳裏に焼き付いて私は光の御手に抱かれたようにそのまま眠りに落ちていった‥。