LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
…ヤ…ヤバイ…。
お父様は私の携帯を手に取り話を続ける。
「あなたも…色々事情があるみたいですしね…。
大丈夫…秘密は厳守します…。」
完全に疑われてる~!
お父様の誘導尋問の罠に落ちた私は…精神科での永久入院を覚悟して…ここにくるまでの経緯をお父様に話した。
「信じられるかといったら信じられないが…14年後の携帯の進化には興味深いものがある…。」
一連の流れを話した後…携帯(スマホ)を興味深そうに見回した。
ああ…早くも私の頭の中でGAME OVERのデッドミュージックが流れ…肩を落とした姿を見てお父様は私の右側に手をのせた。
「どうです?
うちで働いてみませんか?」
「えっ…!?」
お父様の言葉に意表を突かれ私は自分の耳を疑った。
「あの…。
今…聞き間違いじゃなければ、働かないかって聞こえてきたのですが…。」
空耳じゃあといいかけたのを制してお父様は…近くにあった椅子に腰掛けて打ち明けた。