LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
肩で息をして…断固拒否と声をあげた私を涼やかな顔でみた本蔵社長は…腕を組ながら私の言葉に答えた。
「じゃあ…君の14年後の宗大は存在しないかもしれないが…君はそれでもいいのか?」
1撃目を放つ…。
そして…再び続ける。
「そうしたら…君がここに何をしにきたのかもわからなくなるが…それでもいいと言うわけだ…。」
更に…2撃目を放った…。
「君が14年後の未来であった宗大は…今のこの現代ではもう存在しない…人物だ…。
だけど…14年後には宗大は存在している…。
例えこのまま14年後に帰れたとしてもその時あう宗大が君が知っている宗大じゃないかもしれないということだ…。
それでもよければ…断ってくれても構わないが…。」
私は…生唾をゴクリと飲み込む…。
「今更…。君の希望で揃えた物を奪う気はないし…ここにいる限りは使ってもらってもよいが…一体何をしにここにきたかくらいは考えて行動して欲しいと思う…。
君がやるもやらないも未来で君が望む生活を手に入れたいならここで踏ん張るしかないと思うが…逃げ出すも挑むも君次第だ…。
気が向いたら連絡してほしい…。
高森さん…彼女の保護を引き続き頼みます。」