LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
「バタン…。」
扉を閉めた…。
最初は…呆気にとられていたけれど、だんだん頭にきて扉を叩こうとした時、再び扉が開かれ体勢を失った私は目の前の高森千宗に抱きつくような形で倒れこんだ拍子に唇と唇が重なる感触を感じた。
二人とも突然の出来事故にキスした状態で千宗君が私の体を受けとめ支える形になった。
お互い気まずいままその体勢のままだったけど…彼の唇から伝わる感触に懐かしさを感じ次第に腕をまわし唇を押し当てたのに彼は驚きもがいた。
「んんっ…。」
彼は驚きのあまり声をあげ私の体を力強く引き剥がした。
「ドンッ…。」
力任せに私を引き離した彼に再び体勢を失い扉に頭を打った後地面に尻餅をついた。
痛みが先行し私は頭を抱えて叫ぶ…。
「いたーい!?」
「だ…大丈夫ですか…!?
あっ…。どうしよう…。」
あまりの痛みに涙が滲む…。
その様子を見て慌てた彼は焦りながらうろたえた。
「とにかく…。氷ある?」
その様子に私は彼を睨みつけた。
うろたえた彼は…首を縦に何度もふり頷き慌ててキッチンへ急いだ。
「あっ…。こ…これ…。」
氷をビニールの袋にいれて…タオルと一緒に持ってきた彼から受け取ろうと手を伸ばした事に気付かず持ってきたタオルの上から氷を後頭部にあてて冷やした。