LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)


 彼は無言で缶ジュースに口をつけ液体を流し込みながら…部屋の中を見回す姿に先程の不慮のキスの感触を思い出しなんだか1人むせた。


 「だ…大丈夫ですか?」


 その様子に驚いて彼は…背中をさすってくれた。


 背中に彼の温もりから宗大を連想させられる…。


 やっぱり…彼が宗大なのかなあって思いながらタオルで口を拭いた。



 「ごめんね…。
 なんだか喉渇いちゃっててがっついて飲んじゃった。」


 私の言葉に彼は会釈して手を離して尋ねた。


 「橿原さんって…占いとか信じます?」

 「えっ…?」


 小声で尋ねられた言葉に不意打ちをくらい再び尋ねる。


 「高森君は…信じてるの?」


 「いやあ…。あまり信じてる方ではないけど…占いって統計学の一種だと思えば興味ありますね。」


 なぬっ…!?
 統計学ですとぉ‥??


 占いを知的に考えた事がない私にとっては‥意表をつかれた言葉に不思議顔で答える。


 「ず…随分…。知的な考えだねー。
 あっ…私は…占い結構興味あるよ!
雑誌とか朝のニュース番組とかの星占いとか結構信じちゃうかな…!」



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