LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)


 苦笑いで交わしつつ相手の出方を伺う。



 彼は…そうかあ…。と呟き缶ジュースの口を見ながら呟いた。


 「今日…。
 駅であった占い師の人に呼び止められたんです。」


 「えっ…!?」


 駅前の占い師…と聞いて例の易者のおじさんが浮かんだ私はすかさず話に飛びついた。


 「そ…そのおじさんってもしかして着物みたいな服装で易者って立て札あって顔半分程の虫眼鏡もってる占い師のおじさんだった?」


 易者のおじさんの特徴をあげつつ…私は勢い余って高森君に前のめりに尋ねた。


 「う…うん…。
 そうそう…。橿原さんも占ってもらったの?」


 私が身を乗り出してきたので彼は驚き身をそらしながら答えたが私はお構い無しに質問攻めを続けた。


 「何時頃にその易者のおじさんにあったの?」


 「た…多分帰ってくる前だから17時くらいかな…。」


 さらに後退りする高森くん。


 「何か言われた?」


 …と私は更に詰め寄る。


 「ええっーと…。
今日隣に引っ越してくる人がいるって…。
 うわっーーーー!?」



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