LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
次に…易者のおじさんは…千夏の左手と右手を交互に見ると再び鑑定を始めた。
「このまま…もし結婚しなくても、あんたは…今の仕事はやめる事になるはずだよ…。」
「えっ…?それはどーゆう事ですか?」
次の鑑定に…二人とも易者のおじさんに身を乗り出して聞く。
すると、易者のおじさんは…今度は千夏の顔の前に大きい虫眼鏡を差し出して人相の鑑定に入った。
「商売人の家系だから…多分、今の仕事は合わないかもね…。
仕事で充実感を味わいたいなら…仕事場と家どちらも同じ場所でやれたら充実感を味わえる筈と人相には出ておるよ…。
子供も産まれる事だし…新境地でパートナーと起業すると手相も出ておるしのう…。」
「…す、すごーい!」
千夏は…何ひとつもこの易者のおじさんには自分の事を語っていないのに次々と言い当てていくので私は…すっかり最初の警戒心はなくなり千夏の鑑定を聞いては驚いていた。
「何か聞いておきたい事はあるかね?」
易者のおじさんは、ここで初めて…千夏に要望した。