LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
「2年2組の副担任の田淵澄江〈タブチスミエ〉と申します。
担任の‥鴨池先生は今、現在…SHRの為電話に出れませんので私でよければ変わって伝言いたしますがいかがしますか?」
副担任の先生の登場に私はさらにホッと して言葉を返した。
「では…お願いできますか?
高森千尋なんですが…本日…風邪をひいたみたいで~ちょっと熱も微熱気味なんで学校をお休みさせて下さいと担任の鴨池先生の方にお伝え願えますか?」
突然‥休みます宣言に意表をつかれた彼は改めてブンブンと首を降り何か言おうとしたのを片方の手で塞いだ。
「さようでございますか…。
伝言の方承りました。
担任の鴨池先生にそのようにお伝えいたしますのでお大事になさって下さい。」
「まあ…ご丁寧にありがとうございます…。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いしますと担任の鴨池先生にもお伝え下さい…。」
「では失礼します…。」とお互い丁寧にしめて受話器を静かに置いた私は…緊張の糸が切れて大きなため息をもらし…高森君も落胆の吐息をつきうなだれた。