LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)


 千夏は…う~んと考えてちょっと戸惑いつつ答える。


 「…彼の事を信じたい気持ちはあるんですが…この先彼を信じて結婚してもいいものかって考えてしまいます…。」


 「ほほう…。彼の誕生日とあんたの誕生日を教えてもらえるかのう?」


 千夏は…差し出された紙に必要事項を書き始めた。

 それを…隣で見ていた私に易者のおじさんは…突然大きい虫眼鏡を近づけてきて声をあげた。


 「これ…また変わった相をお持ちじゃなあ!」


 「えっ…?ど、どんな感じで変わってるんですか?」


 私は突然の…人相鑑定に釘付けになり声をあげた。


 「…あんたは…大層珍しい相をもっておる。
 まあ…しいていえば…モテ貧乏…というものかのう…。
 モテ過ぎる事で全て授かってきた才能も…財力も運命すらも、そこに邪魔され最後には上手くいかないといった悪循環を作り出す最悪な相だよ…!」


 “ガーーーン(悲)”


 あまりの‥ショックに声も出ず私はヘナヘナと置いてあった椅子に腰掛けた。

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