LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)
いきなり占う前から…トドメを刺されて蒼白した私は…易者のおじさんに尋ねた。
「な…何かの間違いじゃないですよね?」
「間違いであって欲しい気持ちは分かるが…お前さんの人相には…モテる事で全てをなくすと出ておる…。」
ガーーーン(悲)
ガーーーン(悲)
またもや…何かの鈍物で頭を突き抜かれたようなショック音が頭を支配する。
「間違いであってほしいと思う気持ちは分かるが…古今東西世界3大美女と言われた彼女達も結局…その美貌が招くモテ貧乏のお陰で、波乱な人生を送り非業の最期を遂げたものじゃよ…!
今までに…何か実ったモノとかあるかい?」
もう易者のおじさんの言葉にすがるような気持ちで…過去を思い出す。
だけど…。
何ひとつ思い出せない…。
今までに付き合った人の顔も名前すらもだ…。
しかも…かろうじて覚えている限りでは…昔から100発100中のモテ人生で…初対面で告られる事は…当たり前だった。
その数多くの男性陣から告られ厳選された好みの人とお付き合いはするものの…いつも長く付き合う事はなく…次へ漂流するように次の推しメンと付き合うといった結末を迎えるのだ…。