LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)


 易者のおじさんは…。

“…また5年後に…。”

 ‥と意味深なセリフだけを残し千夏から記入が終わった用紙を受け取り再び…千夏の鑑定に移った。


 長いお箸のようなモノをジャラジャラ鳴らし扇子のように広げた。


 「あんたに…とってこの人は…運命共同体だ。
 遅かれ早かれこの人といれば…どんなにあんたがさけても結ばれる運命ともいえよう!
 あとは…あんたが彼を受け入れるかどうかだ…。
 仕事で充実感を味わいたいのなら…この彼がもうすぐ変革期になるから…その変革期に寄り添って彼の為に尽くし働いてみるとよい…。」

 「彼の為に尽くし働く…という事ですか?」


 「そうそれには…あんたが彼を一度だけでも…心から信じて彼の言う事に賛成してあげる事が幸せの切符を手に入れられるかの総点となる…。

 あんたにしても…彼が必要だし…彼にしてもあんたが必要だ…!

 お互い騙されたと思い、彼と寄り添い尽くす事だけを考えれば…あんたが望む仕事も含め私生活の充実が必ず訪れるはずじゃ…。」


 易者のおじさんは、最期に…頑張りなさいと告げ何やら彼女に小さいけれど丸い水晶を渡し微笑んだ…。

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